
10月28日(水)に、地黄湿地に生息する秋の生きものの観察会を行いました。前日までは雨模様が続いていましたが、当日は時折晴れ間が見える曇りとなり、少し肌寒かったものの無事に午前中の観察会を実施することができました。
10時からの1時間は参加者の皆さんとスタッフで上池内を歩きながら、木道の上から湿地を覗いたり、集水域の間伐場所を見たりしながら、湿地の成り立ちや湿地ならではの植生の特徴、保全活動の経緯と現在の状況を中心に解説しました。
11時からは大阪府立豊中高等学校能勢分校の3年生の10名と合流し、参加者と生徒それぞれ半分ずつに別れて2班で下池を観察しました。生徒の皆さんは一人一人湿地の生きものについて事前に学習をしてこの日に臨んで、下池を歩きながら分担してウメバチソウやスイラン、リンドウ、アカハライモリなどの生きものを参加者の皆さんに解説しました。少し緊張していたようですが、解説の際にはハキハキと語って、観察会を盛り上げてくださいました。



午前の部が終了して能勢分校の生徒さんと別れた後、昼食をはさんで午後からは、観察路脇に伸びた灌木の刈り取る保全活動体験会を行いました。除去するソヨゴやアセビは観察路を歩くさまたげになるだけでなく、高く伸びて日陰を作り地表のリンドウやセンブリといった草本植物の生育を阻害してしまいます。刈らずに残しておくと高木になって除去が困難になるため、小さいうちに刈り取っておく必要があります。剪定バサミで次々に刈り取ったり、枯れたワラビを引き抜いたりする作業を行いました。残念ながら作業をはじめてしばらくすると本格的に天気が崩れ始め、回復の兆しが見えないことから中断となってしましたが、おかげさまで観察路脇はサッパリとし、センブリなどだけでなく隠れていたチゴユリやシハイスミレなどにも日が当たるようになりました。ご参加いただきありがとうございました。


今年の地黄湿地特有の植物の見ごろは11月中旬で終了です。これから来年の春までは、希少な動植物が生息・生育できる環境を維持するため、湿地内の枯れた植物を刈り払って湿地外へ出し、水の流れの偏りをなくし湿地全体に水が行き渡るようにする施業を行います。
毎月第2・第4土曜日の定例活動日には人手が必要になりますので、多くの方の保全活動への参加をお待ちしております。
ご興味のある方はお気軽に下記URLからフォームでお問合せください。
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