今年も皆様の多大なお力添えにより、事業を進めることができました。役職員一同心よりお礼申し上げます。
各地からクマの出没や野生動物による食害が報じられています。人が里山環境を利用しなくなり、野生動物との緩衝帯が失われたことも原因の一つとされます。一方で、新型コロナウイルスのような新興感染症の多くは、熱帯林の過度な開発により、人とウイルスの宿主である野生動物との接触が増えたことが原因と言われます。人の活動と自然環境とのバランスは、生活様式や経済の規模がどのように変化しても、常に考慮を要する問題であると思います。
当協会は、来年11月に35周年を迎えます。設立以来「みどりの未来を私たちの手で」を合言葉に、大阪府内の自然環境保全運動や、身近なみどりを育てる運動の推進母体として継続してまいりました。協会自体は小さな組織ですが、これからも同じ思いを抱く方々と手を携えて、人と自然が豊かに関わり合う社会を次世代に引き継ぐことを目指し、活動を続けます。来年もよろしくお願い申し上げます。
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