新型コロナウイルス感染症の影響が続いていますが、少しずつ以前のように対面で行う会議やイベントが増えてきています。このような中で、本年も多くの個人の方々や企業・団体様からご支援・ご協力を賜りました。役職員一同、感謝の念に堪えません。
国際的にも国内でも、様々な動きがあります。11月にエジプトで開催された国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)は会期延長の末、気候変動に対し特に脆弱な途上国の「損失と損害」に対応する基金の設置について合意に至りました。
12月7日から19日にかけて、国連生物多様性条約第15回締約国会議(CBD-COP15)がカナダのモントリオールで開催され、「ポスト2020生物多様性世界枠組み」が採択されました。
国内では、次期生物多様性国家戦略の検討が進められています。2050年での自然と共生する社会の実現に向けて、2030年までに生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せること(2030年ネイチャーポジティブ)が目標に掲げられています。
大阪府では、「2030大阪府環境総合計画」における生物多様性分野の個別計画として、大阪府生物多様性地域戦略が2022年3月に策定されました。
当協会も、「大阪の「生物多様性保全」への貢献」と「持続的な事業展開に向けた取り組みの拡大」を新たな基本方針として、2023年度から3年間の中期経営計画をただいま策定中です。職員数の面でも財政面でも、当協会だけでできることには限りがありますが、志を同じくする方々とのつながりを大切にして、大阪府域において生物多様性や身近なみどりを大切にする活動の輪を広げてまいります。来年もよろしくお願い申し上げます。
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