
5月30日(土)に、初夏の地黄湿地に生息する動植物を目当てに観察会を実施しました。当日は雲一つない五月晴れの絶好の観察日和でした。
午前中は、大阪公立大学の平井規央先生とスタッフの解説とともに、地黄湿地内を歩き、池の上の枝から垂れ下がるモリアオガエルの卵塊、桃色のトキソウや赤い葉が特徴的なモウセンゴケ、飛び交うシオヤトンボや池のほとりで舞うホソミオツネントンボにモノサシトンボ、日本一小さいトンボであるハッチョウトンボなど、たくさんの生きものを観察しました。





今回の観察会の主役である、絶滅危惧種のトキソウとハッチョウトンボは年々個体数が増えており、トキソウは直近の花数調査で1023株と、前年比で400株以上も花が増えていました。
ハッチョウトンボは観察会中も複数の場所で姿が見られ、雌雄合わせて10匹近くも飛び交うのが確認されました。平井先生から、かつて同時に100匹以上のハッチョウトンボが確認できたというお話もあり、これから夏が深まるに連れて更に多くの成体が羽化し繁殖してくれることを祈りつつ、そのような光景がまた見られるよう保全活動を継続していきたいと思います。



お昼休憩後の活動体験では国内外来生物のミナミメダカの駆除活動を行ないました。平井先生からは、もともと地黄湿地にはいなかったメダカの侵入によって生じた水生昆虫らへの影響や、継続した駆除によりかなり個体数を減らす事ができたなどのお話がありました。


この時期ならではのたくさんの生きものが見られ、また地黄湿地の歴史や環境、外来種など現在抱える問題点などを参加者の皆さんと共有することができ、とても充実した一日となりました。
次回は、7月下旬~8月上旬にサギソウ観察会を実施する予定です。
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