キービジュアルの画像

お知らせ

close
スタッフブログ 地黄湿地

2024.7.28 地黄湿地サギソウ観察会

このイベントは終了しました。

7月最後の日曜日に能勢町の地黄湿地において、サギソウの観察会を行ないました。

オリエンテーション後、講師の上田萌子先生(大阪公立大学)の解説で観察会が始まりました。

 

まずは、地黄湿地の上池を見て回りました。

毎年行なっている本イベントですが、近年サギソウの花は下池でしか見ることがきませんでした。冬季に継続して行っている湿地内の草刈りや、流れる水を一極化させずに広範囲に染み渡らせるような水環境の改善作業が実を結んだのか、今年は上池でもたくさん見ることができました。



鹿に食べられてしまい花を見ることができなかったサワギキョウも、防鹿柵内で高さ180cm近くにまで伸び、小さな花と花芽をたくさんつけていました。

続いて下池へ移ります。

上田先生にサギソウをはじめ、ササユリ、モウセンゴケ、ホザキノミミカキグサとムラサキミミカキグサなど、夏の湿地に咲く花の生態について詳しく解説いただきました。下池の湿地袖部の2年前に保全活動メンバーで設置した防鹿柵の中では、ササユリなどの多くの里山の植物が見られるようになったことも紹介され、保全活動の重要性とその成果についてもお話がありました。

ウシガエルが繁殖しだした2006年以降、長らく地黄湿地での復活を待ち望まれていたハッチョウトンボも2020年にふたたび一対確認されて以降、年々個体数が増えてきています。今年の観察会では派手な赤色のオスだけでなく、地味な色合いのメスも複数匹見られ、オスメスあわせて10匹ほどが参加者の足下を飛び回り、感激の声があがりました。

先生の解説の後は、参加者のみなさんはサギソウを見たり、ハッチョウトンボの写真を撮ったりと思い思いの時間を過ごしました。

暑い最中でしたが、真っ白のサギソウに涼を感じ、充実した観察会になりました。

次回の地黄湿地観察会は10月中旬に開催予定です。

一覧に戻る

“みどりの未来”のためにできること

  • 寄付をする

    大阪府内の貴重な自然や里山を守り続けるために寄付を募っています。

  • 会員になる

    活動を継続的に支援してくださる会員を随時募集しています。

  • 緑の募金に協力する

    振込、バッジの購入、物品寄付で募金にご協力をお願いします。

  • 保全活動に参加する

    自然環境や里山の保全活動への参加者を随時募集しています。

  • イベントに参加する

    生きもの観察会や体験イベントにご参加ください。

  • 寄付をする

    大阪府内の貴重な自然や里山を守り続けるために寄付を募っています。

  • 会員になる

    活動を継続的に支援してくださる会員を随時募集しています。

  • 緑の募金活動を行う

    職場やイベント等で募金を呼びかけていただける協力団体を募集しています。

  • CSR 活動を行う

    「みどり」を通じたさまざまな社会貢献の方法があります。

  • 緑の募金活動を行う

    集めた募金の交付金を活用して学校や園の身近なみどりを増やしてください。

  • 保全活動を行う

    自然体験や保全活動など、独自のプログラムのご相談に応じます。

  • 森林ESD を実施する

    「緑の募金」などを財源に、みどりづくりや木の利用を進める活動を支援します。

  • ポスターコンクールに応募する

    国土緑化運動・育樹運動ポスターを作成するための作品を募集しています。

背景イラスト

ページトップアイコン