3月11日(月)、関西大学第一中学校の能勢プロジェクトの活動日でした。今回は1年生約230名が三草山や麓にある神山の棚田に来てくれました。晴天に恵まれ、少し動くと汗ばむくらいの陽気でした。初参加の1年生のみなさんよろしくお願いします。
大型バス6台で神山にやってきます。神山の公民館で簡単にレクリエーションをして、それぞれの活動場所に向かいます。クラスごとに歩いて向かうのですが、活動地によって距離が全然違うのは生徒のみなさんは知りません。
各活動地に到着したクラスから作業の説明を受けて活動開始です。
【ジャガイモ班】
ジャガイモの植え付けをしてもらいました。種イモを植えて、その上からマルチを被せていきます。種イモを植えるのも、長い畝にマルチを貼るのも初めてやることばかりで、慣れないながらも10キロほどのジャガイモを植え付けてくれました。収穫が楽しみです。
【飛び地班】
ジャガイモの植え付けている畑の上で、刈ったススキを燃やしてもらいました。簡単な作業に聞こえますが、飛び地はとにかく広い。ススキも大きい。ということもあって、燃え広がらないよう注意して燃やしていきます。作業中天気のせいもあって、かなり暑かったようですが、日頃見ることのないたき火に楽しんで作業してもらえたようです。
【石畳班】
2018年の豪雨で崩れてしまった登山道を、周りの石を集めてきて石畳のように敷き詰めて修復する作業をしてもらいました。重たい石を運んで、パズルのように隙間なく合わせていくのはなかなか難しいですが、頑張って3段分作ってくれました。
【柴班】
一番遠い活動地となる柴班は、三草山ゼフィルスの森の中での作業です。登り切ったところですでに疲れているかと思いきや、皆さん元気でした。さすが中学生ですね。年末に伐採した木の枝がたくさん残っていたので、切りそろえて束ねて拠点まで運んでもらいました。ノコギリや剪定ばさみなど、初めて使う人も多かったと思いますが、みんな上手く使ってたくさんの柴を集めてくれました。
平地に比べて、日照不足や獣害で作物の収量が少なかったり、地形によっては使い勝手がよくなかったりする棚田は、能勢町も年々高齢化が進み、放棄される農地も少なくありません。そんな中、ここ神山の棚田では、地元の農家の方々と今回のような関大一中の生徒のみなさんの協力もあって、棚田の環境を維持することができています。毎年いろいろな生きものと出会えるこの環境を、今後も継続させていきたいと思います。
ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
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