和泉葛城山ブナ林が、1923年に国天然記念物に指定されてから今年で100周年を迎えたことから、山頂で記念植樹会が開催されました。植栽したブナは、和泉葛城山のブナ林で採取した種子を圃場で育て、バッファゾーン(天然記念物区域外の緩衝樹林帯)に植栽し、樹高2.5m程度に育った若木です。バッファゾーンのブナ若木の生育地が密になっていたため、間引きを兼ねた移植として、今回の植樹会となりました。
植樹会には、山頂にある神社の関係者をはじめ、和歌山県、紀の川市、岸和田市、貝塚市、大阪府等、地域の関係者や、ブナ愛樹クラブ、ブナ林保護増殖検討委員会、トラスト協会等、ブナ林の保全に関わる方々が集まりました。
この時期(12月)のブナの葉はキャラメル色に変わりますが、落葉しないものが多いため、林の中で見つけやすくなっています。探してみてください。
今後、ブナ林や記念植樹の解説板の設置を予定しています。
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