大阪府の自然環境保全条例に基づく自然環境保全地域には、5か所の地域が指定されています。その一つである、本山寺自然環境保全地域を訪問しました。
指定区域は、高槻市の本山寺を中心とした14.32ha。ここは、標高500メートル前後で比較的市街地に近いところに位置しているにもかかわらず、自然環境が良好な状態で保全されています。また、樹齢100年以上の高木が多く、一部にはモミ、ツガ、カシ類などの優れた天然林があり、植物の種類でも淀川北部の山地では随一といってよい豊富なところでもあります。これらの理由から、昭和53年に大阪府自然環境保全地域に指定されました。
訪問当日は曇天で、本山寺周辺は濃い霧と澄んだ空気につつまれていました。
本山寺ご本堂
指定理由となっている、モミやツガの高木は、見上げても上が分からないほどに高く、霧の中に吸い込まれているようでした。また、アカガシやウラジロガシ、サカキ等の常緑樹も見られ、貴重な自然環境が保全されていることを確認しました。
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