12月3日にタガメの田づくりの1年の締めくくり行事タガメの田づくり 里の冬支度(お餅つき&しめ縄づくり)を開催しました。
大豊作!!とはいかなかった今年のお米。うるち米のキヌヒカリは米袋(30㎏)4袋分、もち米のマンゲツモチは2袋とれました。収量としては少なかったお米ですが、夏の猛暑や鹿の食害を頑張って耐え抜いてきたもの。お味はどうでしょうか。
お餅つきをするため、現地についてすぐに火をおこします。湿気ていても頑張っておこします。でないと始まらないので、4人がかりで一気に4釜分の火付けです。
そのかいあって、参加者の方が到着される頃には、1回目のお米を蒸し始めることができました。
蒸している間にオリエンテーションを終えまして、まだお餅つきには少し時間がかかりそうなので、先にしめ縄づくりを始めてもらいました。
講師は毎年お願いしている地元の中村さん。今年も立派な見本を持って教えにきてくれました。まずはわらを柔らかくするところから。木づちでとんとんとんとん、いい音が響きました。柔らかくなったわらをきれいに整えて、いざしめ縄を綯(な)います。中村さんがやっているのを見ると簡単そうなのですが・・・
みなさん、なかなか苦戦されていました。それでも頑張ってなんとか縄の形に仕上げていきます。好きな形にまとめると最後に飾りをつけて完成。何度も参加いただいている方から、「今年やっとまともなしめ縄が作れました」と見せていただきましたが、素晴らしいでき映え!参加者のみなさんも年々上達されています。
さて、お待ちかねのお餅つき。お米が蒸し上がりましたので餅つきスタートです。
温めておいた石臼に蒸したお米を入れて、丁寧に杵で潰していきます。実はこの作業が一番大事で、これが上手くいかなければ滑らかなお餅になりません。
ここでの餅つきも早十数年。ベテランみどりすとの腕のみせどころです。
だんだんお餅らしくなってきたところで大人も疲れがでてきましたので、待っていた子どもたちと交代してもらいました。
前はお父さんやお母さんと一緒でないと持てなかった杵を一人で振り上げられるようになっている子がほとんどで、頼もしい限りです!
つき上がったお餅をみんなで丸めます。ここでも子どもたち頑張ってくれました。手にくっついたりあんこがはみ出たりと慣れないながらもひとつずつ丁寧に丸めていきます。途中つまみ食いをはさみつつ。
こうして、大小さまざまなお餅ができあがりました。
そしてお昼時。みんなが楽しみにしていたつきたてのお餅の試食。豚汁と一緒にいただきました。一年間いろいろあったからか、身に染みる美味しさでした。
しめ縄づくりもお餅つきも最後の仕上げをしているあいだ、希望者に三草山ゼフィルスの森を案内しました。ちょうど落ち葉でフカフカの森で散策もしてもらいました。
今年もあっという間に過ぎていってしまいましたが、無事に最後のイベントを迎えることができました。
美味しいお米や楽しい時間をくれた能勢の里山に感謝です。
みなさま、今年もありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします。
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