大阪府立豊中高等学校能勢分校2年生の皆さんが、地元能勢町の生物多様性の豊かさの象徴である「地黄湿地」について学ぶ授業が今年も始まりました。
「地域と生活」という科目名で、例年、季節毎に湿地を訪ね、その時期に見られる湿地特有の生きものについて学び、卒業後も引き続き関心を寄せることを目的としています。
1学期は6/30と7/13の2回、現地で授業を行ない、地黄湿地の成り立ちと生息する珍しい生きものたち、そして生物多様性保全の重要性について学びました。まだ梅雨の気配が残る曇り空の下、湿地に流れ込む水が滲み出す上流から谷へ流れ落ちる下流までの間を歩き、木の枝にかかるモリアオガエルの卵胞と高所の枝の根元に鎮座する成体を見つけたり、湿地に生えるモウセンゴケやホザキノミミカキグサなどの湿地性植物やアカハライモリなどの水棲動物を観察したり、縦横無尽に湿地の上空を飛び回るシオカラトンボやオニヤンマを追いかけたりして、夏の地黄湿地の自然を肌で感じました。
夏休みを終え2学期に入ると、今度は秋の地黄湿地に生息する生きものについて学びます。そして10月19日に開催予定の秋の地黄湿地観察会では、一般の参加者に学んだことを発表します。この経験を通して地元能勢の魅力についてより理解が深まることを期待しています。
是非、秋の観察会にお越しください。地黄湿地がある能勢の魅力について地元の高校生と一緒に学びませんか。ご参加お待ちしております。
★10/19(木)地黄湿地 秋の生きもの観察会のご案内はこちら
最新情報