6月18日の日曜日に、ゼフィルスの観察会を開催しました。
梅雨の真っただ中でしたが、天気にも恵まれて、風もなく、じめっとしたなかなかいいコンディションじゃない?と期待に胸を膨らませながら、三草山へ向かいました。
早くチョウが見たい参加者のみなさんと、ドキドキわくわく、ヒィヒィふぅふぅと山を登ること15分、ゼフィルスの森に入ります。
先生のお話を聞きつつ、呼吸を整えて、観察会本番です。
ゼフィルスが捕まらないと始まらない、観察会。
実はけっこうなプレッシャーを先生にかけてしまってないかと心配になるやり方ですが、毎年なんだかんだでしっかり見せてくれる、我らが竹内先生です。
ゼフィルスを初めて見る人たちの感想で一番よく聞くのが「ちっさ!!!」。
そうなんです、本当に小さくて、しかも樹上を飛んでいるので見えません。そして逆光。首も痛い。
「そこそこ!!」
「え、どこ?」
「そっち行った」
「え?どこ?」
そのたびに、長い竿の網を自在に操る竹内プロは本当にすごい人です。
そんな感じで観察会は進行していきます。
頑張ったかいがあり、この日は午前中にヒロオビミドリシジミ、アカシジミ、ウラジロミドリシジミ、ミズイロオナガシジミの捕獲に成功し、近くで観察してもらえました。
見晴らしがいい行灯岩(あんどんいわ)まで移動して、昼食タイムです。梅雨時期というのもあって、景色は少々モヤっとしていましたが池田市の五月山とぼんやりした大阪平野を見ることができました。楽しみにしていた、能勢町にある「Café BOBBIN」さんのお弁当。とっても美味しかったです。
昼食も終わり、ぼんやり座っていると
「おぉ?!」
と周りから歓声?のような声が。
数匹のヒロオビミドリシジミが飛び出してクルクル卍飛びをし始めました。
三草山のチョウたちはなかなか空気が読める子たちで魅せてくれます。私たちも鼻が高いです。
その後、南側の少し若い林に移動しました。午前中はキラキラ系のゼフィルス。午後からはアカ系のゼフィルスを!と期待しつつ散策していると・・・
いました!ウラナミアカシジミとウラミスジシジミの捕獲に成功。みなさま持ってらっしゃいますね。
捕獲した6種類、すべてのチョウたちの熱い撮影会を終えて、いよいよお別れの時です。今年もいっぱい見せてくれてありがとうございましたの気持ちを込めて、1匹ずつ放してもらいました。
今年も楽しい観察会になりました。参加者のみなさま、竹内先生、ゼフィルスなどの生きものたち、本当にありがとうございました。
さて、次回は山を下りまして、収穫の秋!の稲刈りです。
みなさまのご参加お待ちしております。
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