4月29日(土)少し天気が心配な曇り空の下、初企画の種まき体験を行いました。場所は大阪公立大学の中百舌鳥キャンパスです。
毎年5月に能勢町のタガメの田づくり活動地で行っている田植えに使う稲苗は、大阪公立大学で準備していただいています。「稲苗はどのように作られているか知りたい。」という声があり、じゃあ今年は稲苗づくりからみんなでやってみましょう!と実現した企画です。
種まきと言っても田んぼに種をまくわけではなく、育苗箱に種モミをまいて土を被せます。能勢の農家さんは種まきではなくモミまきと呼ぶそうです。
はじめに大阪公立大学 大学院農学研究科 簗瀬雅則先生から「里山は奥が深く、偉大さを感じる場所でふるさとそのものです。大事にしていきたいと思っています。」と挨拶がありました。
この日用意していただいた種もみは、事前に塩水選別と消毒を行ったのち、水につけて芽が出てきた状態(ハトムネ期)のものです。
品種は「キヌヒカリ」(うるち米)と「マンゲツモチ」(もち米)です。
育苗箱にロックウールマットを敷き、水をひたひたになるまで十分にかけ、1個の育苗箱に種モミを均等にまきます。
育苗箱を育苗器に入れて終了です!
この日の作業は、これにて終了しました。
イベント後、簗瀬先生から育苗状況をお知らせいただきました。
(モミまきから3日後)
モミまき後3日目に育苗器から出した育苗箱を自動潅水ベッドへ運びました。
育苗器のなかは光が届かないので苗はモヤシのような色をしているのですが、長さは5㎝ほどに育っています。自動潅水ベッドの上で弱い光に慣らしていくと緑色に変化します。
(左から、モミまきから5日後 → 7日後 → 9日後)
例年でしたら育苗器から出すと稲苗の成長は遅くなるのですが、今年は温かかったのでモミまき9日後には田植えができそうなくらい伸びました。
みんなでモミまきをし、簗瀬先生に大切に育てていただいた稲苗をいよいよ5月21日(日)田植えをします。
田植えイベントの情報は、下記をご覧ください。
→タガメの田づくり 能勢の棚田で田植え体験
最新情報