水漏れにより活用されなくなっていたビオトープ池。その周りの「すくすくの森」全体を生物多様性の高い自然環境、学びの場として活用することを目指して、池の整備に取り組みました。
はじめに、4~6年生の児童が3日間かけて、池の中の土砂を全てすくい出し、ふるいにかけて土と小石に分別しました。
そして、ビオトープ管理士による指導のもと、1日かけて防水シート張り、土入れ、水生植物の植栽を行いました。当日は、4クラスの児童が1時間ずつ交代で整備に取り組みました。
どのクラスの作業でも、まずどのようにビオトープ池を整備するのか、どんな植物を植えるのか、ビオトープ池によりどんな効果があるのかの話を聞き、ビオトープへの理解を深めます。
池の底に毛布、防水シートを敷き、そこへ土を入れ、周囲に土嚢を積み上げて、ビオトープ池の土台が完成します。大量の土を運ぶのにどう動けば効率よく作業できるかなど、作業ごとに子どもたち自身が懸命に考えて取り組む姿がありました。
さらに土や小石を運び入れてメダカの住処となる場所を作っていきます。
最後には、ミソハギやセリなどの水生植物を植えて、作業は終了です。
後日水を張り、メダカを放流して、整備が終わりました。担当された先生の声
『すくすくの森』に水生植物やメダカなどの生き物のすみかができ、多様な生物のすみかとなっていくと同時に、子ども達の学習活動に広がっていくことを期待している。子ども達と作業をしていく過程で、汗をかいて労働する大変さや、労働してできあがっていく清々しさなど、大きな学びがあったように思う。子ども達の『すくすくの森』への想いも大きくなったと思っている。
最新情報