千早赤阪村内で丸太切り体験と競り市の見学を、河内長野市内で製材所の見学を行いました。その後出前授業で、森林体験を経て、わかったことや気づいたこと、課題などを話し合い、これからの千早赤阪村や大阪府の林業について考えました。そうして考えたコンセプト「世界を守ってくれるような木をつなごう」をもとに、自分たちが出来ることを考え、4つのチームを立ち上げ、立案・計画・準備・実践を行いました。
【かえるプロジェクト】
給食で使っているスプーン・フォークを木のものに変えていく取り組み
木のメリットデメリットをスライドにまとめ、給食センターへプレゼン
収納場所や変えていくためのお金などの課題があり、実際に変えることはかなわなかった。
【伝えるプロジェクト】
木の良さや現状、課題、できることなどをたくさんの方々に知ってもらうために、ポスターを作成
校内、村内のホール、村内の福祉施設にお願いをし、ポスターを掲示
【つくるプロジェクト】
木に触れてもらって香りや良さをたくさんの人に体感してもらうために、1~6 年生へ木工体験を実施
木を森林組合や木材を取り扱う村内の企業へ提供を依頼し、いただいた木材を使って木工体験を実施
【ボランティアプロジェクト】
木の現状や課題を知ってもらい、未来へつなげていくためにみどりの羽根募金を企画
林業の現状を全学年にプレゼンし、募金への協力を訴えかけた。募金がどのようなことに活用されるのかも、プレゼンの中で紹介した。
担当された先生の声
森林体験で実際に見て・聞いて・体験することからスタートし、そこで感じたことや考えたことから取り組みを始めたので、具体的な取り組みを行うことが出来た。子どもたちは以前に比べて、自分たちで考える力や、取り組みを実行していく力、計画を立てる力、見通しをもって行動する力などが高まった。また活動を通して、校内の1~6年生や、校外の村の住民の方々へ向けても、森林について知ってもらうきっかけをつくることができた。子どもたちも、今までは目を向けていなかった周りの自然に目を向けるようになっている。今回の事業が、子どもたちにとって、これから生きていくための力になり、林業について関心を向ける大きなきっかけになった。
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