今年もたくさんの方に申し込みいただき、一般参加は大人35名、子ども13名の大人数。ボランティアのみなさんも合わせて総勢55名での田植えイベントになりました。
週間予報では大雨だったのが信じられないほど暑い晴天の中、お米の品種についての説明を大阪公立大の簗瀬先生から、苗の植え方については地元農家の上林さんから説明していただき、田んぼに移動します。
手植え実演
午前中は1番上のちいさい田んぼと、真ん中の中ぐらいの田んぼの2か所に分かれて田植え開始です。去年と同様に、1番上の小さな田んぼに「神丹穂(かんにほ)」という赤もちを植えました。穂が出始めると赤く色づく品種で、観賞用としてもとてもきれいな稲になります。味も良く、鹿があまり食べないので今年もたくさん収穫できることを楽しみに、田定規を使って丁寧に苗を植えていきました。
2枚目の田んぼには「にじのきらめき」という、うるち米を植えました。最近市販のお米でも見かけるようになってきた品種で、高温耐性があるようで、最近の猛暑日続きの気候でも、品質のいいお米がとれるそうです。去年もこの品種を植えて試食(鹿に食べられてしまい、少ししかとれませんでした)しましたが、大粒でとても美味しいお米でした。今年は鹿に食べられないよう、早めに対策をします。
午後は全員で3枚目の一番広い田んぼに入りました。ここには例年同様に大阪の推奨品種の「キヌヒカリ(うるち米)」を植えました。コシヒカリの仲間で収穫時期が早く、8月下旬~9月に収穫できます。2枚目と3枚目の田んぼは広いので、横1列にズラッと並んでもらい、田植え綱を使って植えていきます。上記2品種は大阪公立大学から、キヌヒカリは地元の農家の方から苗を提供していただいています。田植えは、普段はあまりしない前かがみの姿勢になってしまうので、時折上を向いて腰を伸ばしながら、1列ずつ声を掛け合って丁寧に植えていきました。途中、カエルの卵塊、ヤゴやコオイムシ、アカハライモリなどの水生生物を観察して、タガメも来てくれないかなと虫好きの参加者の方たちと盛り上がりました。
田んぼのイベントにはリピーターの方もたくさん来てくれていて、年々田植えスキルが上がっているのか、最近は予定時刻よりもかなり早く終わってしまいます。今年も3枚の田んぼの田植えが早めに、しかも丁寧に!完了しました。そして今回、大人は誰も転びませんでした。
みなさま、暑い中ありがとうございました。美味しいお米が取れますように!!さて、次回は6/15ゼフィルス観察会です。今年もゼフィルスの季節がやってきました。去年は
少なくて心配していましたが今年は期待できるかも。先月の調査で手応えが…!
みなさまのご参加お待ちしています。
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