11月13日は関西大学第一中学校の能勢プロジェクトの活動日でした。今回は3年生約200名が来てくれました。
秋晴れの気持ちのいい天気のなか、オリエンテーションをすませて活動地へ向かいます。集合場所の公民館から活動地まではかなりの傾斜がある坂道を上るのですが、生徒たちは昨年5月にしんどかったのを思い出しながらも、近く学校で開催される合唱コンクールの歌など歌いながら楽しそうに上っていきました。
各活動地に到着した班から作業を開始します。
【畑の整理班】
夏野菜を栽培していた畑の掃除を行いました。野菜を支えていた支柱を外して整理し、収穫後に残されていた野菜くずを撤去しました。撤去した野菜くずは燃やしたりすき込んだりして、畑の肥として再利用します。午後からは、稲刈りの終わった田んぼの鹿柵の撤去、ブロッコリー畑の雑草抜きなど行いました。細かい作業が多かった班ですが、丁寧に仕事をやり終えました。
【サツマイモ班】
5月に2年生が植えたサツマイモの収穫を行いました。植えてすぐに鹿に食べられてしまったり、夏の猛暑で成長が悪かったりと心配していましたが、美味しそうなサツマイモがたくさん収穫できました。いくつになっても芋掘りは楽しいものなんだな!と思うくらい、楽しそうに掘っていました。収穫のあとは、畑の整理とその周囲の獣害柵の撤去などを行いました。気温が高く、日陰のない畑での作業でしたが、頑張って広大な畑を整理しました。
【石畳班】
豪雨の影響で荒れてしまった登山道の補修をするため、いろんな方々の協力を得て、石畳づくりを行っています。ここ数年、関大一中の活動でも毎回石畳づくりをしていますが、今回はいつもよりも傾斜があり、石を敷き詰めるのが難しい場所でした。大きい石や小さい石をパズルのように並べ、上から叩いて固める作業になります。使い慣れない道具を駆使しながら3段分やり終えることができました。
【石運び班】
以前、豪雨で流れてきた畑の石を集めて石畳に活用します。集めていた石を土嚢袋につめて、運搬用の軽トラックに乗せたり、運ばれたものを積み下ろしたりしました。大きい石はもちろん、小さいものでも集まれば重いもので、地味ながらもきつい作業を1日かけて行いました。
【ビオトープ班】
使われなくなった田んぼの一角に、水生昆虫などの生きものが棲める場所を作るため、池となる穴を掘りました。前回5月に2年生が行った場所の続きを掘りましたが、さすがは3年生。一気に進み、予定していた場所のほとんどを掘り終えました。上からみるとよくある古墳のような形に見えますが、随所に生徒たちの個性が見られて、おもしろい池に仕上がりました。次回の活動時に水を引いて完成させたいです。
【ゼフィルスの森防鹿柵資材運び班】
三草山ゼフィルスの森に設置予定の、鹿柵資材を作業場所まで運びました。重量のある資材を担ぎ、林道を歩いて登り、設置場所まで運ぶ。この地道な運搬を繰り返し行いました。軽トラの入れない林内への資材運搬をどうしようかと悩んでいましたが、今回の活動でかなりの量が運ばれました。
毎回、学年ごとに違った面を見せてくれて、一緒に作業しているととても楽しくてはかどります。いつも元気に、多岐に渡る内容、かつたくさんの仕事量で活躍してくれる関大一中の生徒のみなさん、本当にありがとうございます。3年生は最後の活動になってしまいましたが、中学生時代の3回の活動、お疲れさまでした。また能勢の里山に来てください。
次回の関大一中の活動は、1年生が3月に行う予定です。
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